「COMNEXT」2024出展製品Preview【ハイテック】
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各種測定ソリューションと400/800G光トランシーバ
ハイテックブースは、santec社(Santec Canada社:旧JGR Optics社とSantec California社:旧Opto Test社)、Gigalight社、Sycatus社との共同出展となる。同社の取扱製品の中で取り分け売れ行き好調なのは、生成AIブームに伴って湧き上がったMT/MPO需要にマッチしたSantec Canada 社の測定器群だが、今年は敢えてSantec California社の製品を前面に押し出す。他には、Luna Innovations社の光ベクトルアナライザや光コンポーネントアナライザ、Gigalight社のHSDC向け400/800Gトランシーバ製品群、Arden社の特殊ファイバ用途屈折率測定機等をメインにアピールしてゆく。
Santec Californiaのパワーメータ&光源
「OPM-200」はSantec California社のベンチトップ型高機能光パワーメータ。2mmのInGaAs検出器は高感度で、840~1700㎚(今後800~2000㎚まで開発予定)の広範囲で-80dBmまで測定可能。1MHzのサンプリングレートで12.8万ポイントという桁外れの高速データロギング能力を誇る。また、光源「SLS-1xx」シリーズはパワーメータOPMシリーズと組み合わせることで、ファイバやデバイス試験の高速自動化を可能にする。同シリーズには3つの異なるバージョンが存在し、「SLS-100」は安定化光源、「SLS-110」はスイッチ光源、「SLS-120」はCWDM DFBレーザ光源専用の安定化光源。ブースで紹介される「SLS-100」は、最大24個の個別LEDまたはレーザ(1mW)で構成することが出来、様々な光源タイプや波長、ファイバに組み合わせることも可能。
Lunaの光ベクトルアナライザ
Lunaの製品は、光ベクトルアナライザ「OVA5100」「OVA4600」と光コンポーネントアナライザ「LWA7000」シリーズがメインに紹介される。「OVA5100」は、前機種「OVA5000」がコンパクトになった後継機で、「LWA-7601-C」は「LUNA6415」の後継機。これら3機は同社ブースで動態展示が行われる。
「OVA5100」はコンポーネントベンダや開発現場に向けた製品で、C Band及びL Band対応となっており、O Band対応は別機「OVA5113」。同機には波長可変光源が搭載されており、1回の掃引によるおよそ3秒で光の各種パラメータ(IL,PDL,CD,PMD,GD等)が測定可能。偏波解析が可能なシミュレーションソフトも得意先から評価の高いポイントで、入力偏波を変えた時のデバイスまで解析できるのは競合他社には無い機能。光リフレクトメータ「OBR4600」は、30m長で10㎛の高分解能特化型製品。ガスセル搭載で校正不要なので、使い勝手に優れた一品だ。「OBR4613」はO Bandの対応品となる。
「LWA 7601-C」は今春のOFCに合わせてリリースされた新製品で、パッシヴ光コンポーネント・モジュールを迅速かつ容易にテストすることが出来る。反射または透過モードで、IL/RLの分布、周波数応答、光路長を測定及び分析可能。測定距離は前機種の「LUNA6415」より長くなっており、透過モードで200m(反射モードで100m)、オプションでさらに1,000m(同500m)へと拡張出来る。OFDR(光周波数領域反射率測定)技術を利用した高感度・高サンプリング解像度(20㎛)で、PICsやSiPに最適なアナライザだ。
400/800G光トランシーバ等
800G/1.6Tの製品開発に熱心な中国のGigalight社は、DCから5G、メトロ、映像市場に至るまで幅広く製品を提供しているが、今回はHSDC市場向けに400/800Gトランシーバ製品群を展示予定。Sycatus社からは、「A0010A RIN(相対強度ノイズ)測定システム」と「A0040A ONA(光雑音アナライザ)」を紹介。「A0010A」は世界最大の40GHz帯域幅による測定を実現しており、同社独自のキャリブレーションで<-160dB/Hzという高感度。Sumix社は、世界初のマルチコアファイバ用端面検査機を展示する。
出展製品特集目次
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